いちいち爆発させるのはやめて!ドラゴンボールのスカウターを考察してみた



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皆さんは「ドラゴンボール」をご存知でしょうか?

1986年2月から1989年まで放送され、平均視聴率は 21.2%、最高視聴率は 29.5%という驚異の人気アニメです。

その人気は何年経っても根強く、2009年には『放送開始20周年記念アンコール 』という事で再編集されたデジタルリマスター版「ドラゴンボール改」が放送されました。

また海外での評価も大変高い物で、2013年に公開された最新作劇場版「ドラゴンボールZ神と神」は、中南米でも公開された初週だけで8億円の興収を納めています。

新作のおかげで、ファンの間でも再びドラゴンボール熱が再燃し、『元祖ドラゴンボール』と呼ばれる1期放送分から遡って、再度見直す人達も増えているようです。

主人公の孫悟空が子供の頃から物語はスタートし、悟空の子供の悟飯、悟天まで続く長い物語には、ファンだからこそ色々と論じたくなるような疑問などがあるようです。

そんな謎や疑問などについて少し考察してみたいと思います。




■スカウターとは?

「ドラゴンボール」ファンなら、きっと一度は欲しいと思ったのが『スカウター』という機械でしょう。

片側がヘッドフォンのような形の物にモノクル(片眼鏡)に似た半透明の小型スクリーンが付いていて、そこに色々な数値や情報が映し出される機械です。

この機械が作品の中で最初に登場するのは二期である「ドラゴンボールZ」の『サイヤ人編』からです。地球に来襲したサイヤ人、ラディッツが付けていました。

このスカウター、通信機能や生命探索機能がついている機会ですが、もっともその機能として珍しかったのは、相手の「戦闘能力」が数値として表示されるという点です。

例えば、ラディッツが最初に地球に降り立ち、そこで出会った地球人の男性(農夫)の戦闘能力を数値として出した所「5」と出ました。それを見たラディッツは「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」と言って、その農夫を殺害します。

この不運にも殺された農夫が、一般的な地球人男性とすると、地球人の平均的戦闘力は「5」ぐらいという事になります。格闘家で「7~8」ぐらいといった所なのでしょうか?

ちなみにラディッツの通常時の戦闘能力値は「1500」です。この数字と比較すれば「ゴミ」と言われても仕方のない数値なのかもしれません。


■スカウターの大きな魅力

さてこのスカウターという機械の登場により、「ドラゴンボール」という作品は、他作品に類を見ない魅力を投下する事になります。

なぜなら戦闘力を数値化する=強さが具体的に比較できる。という点から、ヒーローがただ「強い」というアバウトな視覚要素から、具体的な数値として表現される視覚要素へと変わったからです。

それまで地球上では「天下一武闘会」という大会が開催されていて、腕に覚えのある格闘家が戦いあってだれが一番強いか?を競い合って強さを比べていました。

主人公の孫悟空は強いけど、当時ライバルだったヤムチャやクリリン、宿敵ピッコロや師匠の亀仙人など、それまで「ドラゴンボール」に登場していた「すごく強い人達」が、戦いの結果ではなく、数値として強さが判明するのです。

スカウターで見た悟空達の戦闘力ですが、以下の通りでした。

・悟空334
・ピッコロ322
・ヤムチャ177
・クリリン206
・天津飯250
・餃子150

一般的地球人の「5」と比べると、めちゃめちゃ強いです。しかしファンはその数値を知り、一瞬ガッカリしてしまったことでしょう。

なぜなら「すごく強い」と思っていた悟空が、襲来したサイヤ人ラディッツの5分の1の戦闘力しかないからです。それは同時にラディッツの強さを改めて「すごい」と思わせる効果はありました。




■スカウターの限界

そしてここからが「ドラゴンボール」の面白さになるのですが、スカウターを見ていたラディツを驚かせる事象が起こります。悟空の戦闘能力の数字がどんどん増えていくのです。

最終的に悟空の数値は「924」まで上がります。ラディッツの数字には及びませんが、戦闘力が変わるという事態に、ラディッツを困惑させるのです。

つまりこれは地球人独特のもののようで、「気を貯めてパワーアップする」「怒りでパワーアップする」などと言った戦闘方法が、サイヤ人達などには無いようなのです。そうすると「戦闘力とは気なのか?」という事になります。

実際の所、悟空達は修行の結果スカウターが無くても、相手の「気(気配)」で場所を確認できるようになるし、強さもなんとなくわかる様になります。逆にフリーザ達には「気(気配)」は察知できないようで、スカウター無しでは相手を見失ってしまうようです。

更に悟空達は修行する事で、戦闘力を格段にアップさせます。1年後の対ナッパ戦では、5000から8000、対ベジータ戦では8000から1万2000(界王拳)となります。

「気」を解放することで、戦闘力上昇技術を習得します。

こうして数字になる事で、ただ「強くなった」のではなく、もっと具体的に戦う相手との比較が出来、またキャラ自身の成長具合も分かり、戦闘シーンに魅力を加えることになっています。

ちなみにこのスカウターは、フリーザ編以降登場しなくなります。スカウターの機能では、測定できる数値の限界があるようで、「22000」まで測定された実績はありますが、それを超えた所で爆発してしまいました。

つまりあまりにも測定不能な高い数値が相手だと、故障して爆発してしまうようです。

まあ「フリーザ編」にて、フリーザの戦闘力は、第一形態で53万、第二で80万、第三で150万です。

悟空も最終的に300万とかになりますから、「計測不能」でもしかたないですよね。

しかしメーターが振り切れたからと言って、いちいち爆発されてしまうのはどうかと思いますが・・・顔に付ける機械なのに、そんな暴発は危険だと思いませんか?

日本のメーカーならば、不良品と言う事で「回収」を呼び掛けられる所です。




結論としては、戦闘力とは「気(気配)」によるパワーを数値化したものであり、その計測には限界がある。ということでしょうか?

爆発は怖いですが、それでもちょっとスカウターを欲しくなってしまいますね。

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