他のスポーツアニメとは大きく違う?スラムダンクが大ヒットした理由を考察してみた



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高校バスケを題材にした作品「スラムダンク」をご存知でしょうか?

原作は週間少年ジャンプにて1990年~1996年に連載され、累計発行部数は2013年現在1億2000万部を超える驚異的なベストセラーです。

TVアニメは、1993年~1996年まで放送され、主題歌が大ヒットするなど話題作となりました。

スポーツを題材としたアニメはたくさんありますが、バスケットボールを題材としたアニメは珍しかったのです。

今でこそ「黒子のバスケ」や「ロウきゅーぶ」「バスカッシュ」などいくつもありますが、「スラムダンク」が放送されるまでは、1981年に放送された「ダッシュ勝平」くらいしかありませんでした。

スポーツとしても、野球やサッカーに比べると、誰もがよくプレイするというようなメジャーなスポーツでもありません。それにも関わらず、これほどまでにヒットした理由はなんなのでしょうか?

分析してみたいと思います。




■ドロドロしてない!

スポーツアニメにありがちなのが、レギュラーの座を掛けた熾烈な争いです。

出る杭は打たれる・・・などの言葉が引用されるくらい、秀でた主人公へ露骨な妬み、妨害、いじめ、などが起き、ドロドロとした話になったりします。

主人公・桜木花道は、自ら「素人」と公言し、初心者バスケットマンとして、少しずつ成長していきます。もちろん恵まれた体格と、抜群の身体能力で、みるみる頭角を現すのですが、花道がレギュラーになる事でベンチ入りになった先輩(小暮や角など)は、花道の能力を認め、むしろ応援します。

またライバルとなる他校の選手たちも、嫌な奴等居ません。

常勝・海南大付属の「帝王・牧」さえも、まったく威張った所は無く、むしろ花道に優しい(500円しか持っていない花道の新幹線代を立て替えてまで名古屋に連れて行ってくれたり)のです。

見ているファンは、主人公だけではなく、他のキャラにも魅力を感じ、「嫌な思い」などすることもなく、ストレス無く夢中になれるのです。




■ルールが分からなくても親しみやすい!

この作品は、主人公・桜木花道の成長物語です。バスケ素人である初心者・花道の視点で、バスケを覚えていくことで、観ている方も分かりやすく、覚えやすくなっています。

例えば、花道が最初に覚える「レイアップシュート」、花道はこれを「庶民シュート」と名付けます。

そしてシュートを決めるコツとして「置いてくる」(ゴールにそっとボールを置いてくる感じ)という名言を残します。これによって、バスケが良く分からないファンも、レイアップシュートの入れ方を覚えた気になります。

他にも、フンフンディフェンス、ゴリラダンク、ハエたたき、リョーチン直伝フェイク、など、分かりやすくインパクトのあるネーミングで、ファンがバスケに親しみやすくなるようにしています。


■ギリギリの強さ

花道達のいる湘北高校バスケ部は、それまで赤木キャプテンなど「良い選手がいるのに・・・」という格下のチームでした。

しかしそこにMVP男・三井が復活し、スーパールーキーの流川が入部し、花道と二本柱となり、『問題児軍団』は最強チームを作り上げます。そしてライバルチームと接戦を重ね、いつもギリギリで勝っていきます。

その為、湘北メンバーがどれくらい強いチームになっているのかが、今一つ分からないのです。しかしインターハイで山王高校と戦って、はじめて「湘北、すげえ強くなってたんだ」と分かるのです。

ギリギリで勝ち進むのを、一緒になって応援しながら見る事で、彼らに親近感を覚え、最終的に「強く成長した」ことが分かる時に、誰よりも嬉しく感じることが出来るのです。




「スラムダンク」が愛される理由を考察してみましたがいかがでしょうか?

今までになかった色々な作品の魅力により、ファンがグイグイと引き込まれ、何度でも見たくなる「スラムダンクマジック」が垣間見れたような気がします。

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