161年前の誤植を訂正?面白有名な誤植の話



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毎日発行される新聞や毎週発行される週刊誌などは、編集にかけることのできる時間は限られていますから、どうしたって誤植は起きてしまうものです。

ニューヨーク・タイムズが、161年前の記事の誤植を訂正したという話がTwitterで話題になっています。




●『それでも夜は明ける』の話題から発覚した誤植?

2014年1月16日、ビバリーヒルズで第86回アカデミー賞が発表され、作品賞としてブラッド・ピット制作の『それでも夜は明ける』が受賞しました。

1841年、自由な身分でありながら騙されて奴隷として農園に売られた実在の黒人バイオリン奏者、ソロモン・ノーサップが解放されるまでの12年を描いた作品で、Twitterでもその話題で盛り上がりました。

この作品に興味を持ったアメリカの科学作家レベッカ・スクルート氏が、当時の新聞記事を読んだところ、記事中2箇所で、ソロモン・ノーサップの名前が誤記されていることを発見。

アカデミー賞の当日、その話題をツイートしたところそれが話題となり、記事を掲載したニューヨーク・タイムズの知るところとなったようです。

ニューヨーク・タイムズはこの情報を受け、3/4に公式サイトの記事修正情報を掲載する「Corrections」というページに、161年前の記事の訂正を掲載したということです。




●『メメクラゲ』は誤植だった?

誤植が修正されずに定着したというケースもあります。最も有名な事例のひとつが、漫画家つげ義春氏の作品『ねじ式』の『メメクラゲ』でしょう。

漫画の冒頭、怪我した片腕を押さえながら海から上がってくる主人公のカット、その最初のセリフ『まさかこんな所にメメクラゲがいるとは思わなかった』は、この作品を象徴するセリフとして有名です。

『メメクラゲ』という種類のクラゲは実在せず、このセリフが何を意味しているのか、その解釈を巡って様々な議論が買わされたことでも知られています。

しかし、後にこの『メメクラゲ』は誤植であったことが判明してます。

作者のつげ義春氏は、ここで語られるクラゲの種類にはこだわりがなく、単に『☓☓クラゲ(バツバツクラゲ)』と書いたつもりだったそうですが、編集者がこれを『メメクラゲ』と勘違いし、写植にそう指定してしまったそうです。

上がってきた印刷を見たつげ氏は誤植に気づきましたが「おもしろいから」という理由でそのままにしたそうです。

以前は、漫画の印刷には活字を利用した写植が用いられており、制作現場のスケジュールのタイトさから、しばしば誤植が起こるようです。

『ジョジョの奇妙な冒険』の「何をするだァーッ!」や、ゲーム雑誌『ゲーメスト』の「インド人を右に」といった誤植は”伝説級”として知られ、ネットスラングとして利用されていることは有名ですね。

あの聖書にも、歴史上、とんでもない誤植があったことが知られています。

1631年に発行された聖書では有名な『モーセの十戒』の「汝姦淫することなかれ」の「なかれ(not)」が抜け落ちてしまい、まったく逆の意味になってしまったものがあります。

この聖書は現代でも『姦淫聖書』と呼ばれ、有名です。




■おわりに

誤植や誤記が歴史的にその名を残すことがあるのは、面白いですね。

皆さんも、有名な誤植、ご存知ありませんか?

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