エヴァは既存スーパーロボットより弱い?エヴァンゲリオンの「ATフィールド」に焦点を当ててみた



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エヴァを語る上で、当時の批評家がやたら執心してたのが、このエヴァの防御機能である「ATフィールド」でした。

元々はただのシールド機能に過ぎないのですが、批評家たちにはそれが特異なものに映ったようです。

このATフィールドのトリビアを2つ紹介しますね。




■キレる子供の心の壁の具現化?

今でも中古の古本屋に100円ほどで野積みされている、エヴァの批評書の中でお決まりのように表記されていたのは、ATフィールドはキレる現代(90年代ごろ)の子供達たちの心の壁を形にしたものだという解説でした。

ATフィールドの正式名称は「Absolute Terror FIELD(アブソリュート・テラー・フィールド)」と呼ばれ、『絶対恐怖領域』と意訳されますが、この設定を批評家たちはこぞって、キレる子供の心の壁の象徴だと、得意げに語っていたようです。

しかしこのATフィールドは、劇中を視聴した人ならわかることですが、実は使徒の戦いの時には作動しません。肝心な時には役に立たない存在としての認識の方が、当時の子供たちは強く感じたと思います。

十数年後に作られた新劇場版では、ATフィールドはほとんど用いられることなく、むしろエヴァ同士の連携やパイロットたち心の距離の方がクローズアップされました。

心の壁は、結局取っ払うしかないのだと、制作者たちが気が付いたのかもしれませんね。




■スーパーロボットの技で簡単に破れるATフィールド

新世紀エヴァンゲリオンがスーパーロボット大戦に登場した時、一番設定が独自に変えられたのがATフィールドでした。この変更は、監督の庵野秀明さんが自ら熱望したものです。

実は庵野監督は大のロボットアニメオタクであり、既存のロボットアニメ>自作のエヴァという愛着度ぶりで、「スーパーロボットたちの必殺技なら、ATフィールドは簡単に破れる」という設定を自ら作ってしまったのです。

そのせいでしょうか、このゲームのシリーズに登場するエヴァは非常に扱いにくい設定になっていて、特に初号機は暴走をしないように気を遣いながら、盾替わりくらいにして使っていくしか使い道がない存在となっています。

しかしながら、このゲームシリーズでは主人公たちの周囲に頼もしいロボットアニメのキャラたちが大勢いますので、非常に明るい主人公になっており、明るいエヴァを好む視聴者層からは、一定の評価を得ています。




■おわりに

漫画では、このATフィールドは人間が使える(碇ゲンドウが自衛隊相手に使用)になっていて、当時の批評家たちが驚愕するような展開になっています。

心の壁と評した批評家たちの意見はあくまでも見方の1つに過ぎなかったのでしょう。

しかしながら、エンターテイメント自体が批評の対象になったこと自体、エヴァの社会現象ぶりを示したものともいえますが。

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