百人一首って実は簡単?現代訳してみたら恋の歌ばかりだった



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TVアニメ「ちはやふる」は“スポ根かるたアニメ”です。

「え?百人一首のアニメじゃないの?」とびっくりされるかもしれません。

もちろん百人一首のアニメで間違いないので、そういう理解で観て頂ければいいと思います。

ですが「百人一首なんて難しそう」と思っている人には、“スポ根かるたアニメ”と言った方が、このアニメを理解して貰いやすいのではないかと思います。




さてそうは言っても、やっぱり百人一首は難しそうですよね。まず和歌なんて聞いても意味が分からないという人も多いでしょう。

でも百人一首の中の1つか2つでも覚えていると、なんかちょっと頭良さそうに見られるかもしれませんよ?

そこで今日は、百人一首の中から1つでも2つでも覚えられるように、いくつか厳選して、その和歌の意味を解りやすく解説したいと思います。



あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

<作者>
柿本人麻呂

<現代訳>
山鳥の尾みたいに長い夜を、愛する人と離れて一人で寝るなんて寂しいな・・・

<補足>
柿本人麻呂は大変な愛妻家として知られています。

出張でしばらく遠くに行かなければならなくなって、「今日は奥さんと一緒に寝れないんだな」と思いながら詠んだ歌ではないでしょうか。



天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも

<作者>
阿倍仲麿

<現代訳>
空を見上げると夜空にすごくきれいな月が出てて、ふるさとの春日にある三笠山って山にかかっていた月と同じかな~って思った

<補足>
阿倍仲麿は20歳の時に勉強の為に中国へ渡り、35年もの間皇帝に仕えました。

いよいよ日本に帰ろうとしたときに詠んだ歌かと思われますが、その日本へ帰る船は遭難してしまい、また中国に戻る事になって、とうとう一生日本へ帰る事はありませんでした。



花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに

<作者>
小野小町

<現代訳>
あっという間に春も終わって、桜も雨に打たれて色が褪せちゃってる。私の若さも美しさも、衰えてしまったわ。

恋愛の悩みなんかに思い悩んで、むだに時間を過ごしてしまった間に・・・

<補足>
小野小町といえば、絶世の美女と言われ、「〇〇小町」など美人の代名詞として使われています。

昔も今も、女性の悩みは恋と美容なのですね




しのぶれど 色にいでにけり わが恋は ものや思ふと 人のとふまで

<作者>
平兼盛

<現代訳>
ずっと隠してきたのに、私の恋する気持ちは顔にまで出てきてしまったみたいだよ。

人から「なに?恋してるの?」なんて言われちゃうくらいに。



恋すてふ わが名はまだき たちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか

<作者>
壬生忠見

<現代訳>
恋してるらしいという私の噂が、あっという間に広まってしまったみたいだ。

人に知られないように隠していたのになぁ

<補足>
「しのぶれど~」と「恋すてふ~」の上記二首は、歌合せの席で競われた歌です。

「秘めた恋」をテーマにした二首はどちらも優れていて、誰も優劣を付けられませんでした。

しかし村上天皇がこっそり「しのぶれど~」の若を口ずさんだ為、そちらの勝ちとなりました。




百首の中から五首を紹介しましたがいかがでしょうか。

和歌は言葉が昔の言葉なので一見難しいですが、意味を調べてみると、昔の人も今の私達も、考えている事などがあまり変わらないことが分かります。

「ちはやふる」の中で、大江奏ちゃんも言っていますが「和歌がおもしろいのは、その背景を知っているからです」

そして花野菫ちゃんも「百人一首なんて恋愛の歌ばかりじゃないですか。人間の頭の中なんて、大昔から愛だの恋だのなんですよ」と言っています。

そう思ったら、意外と百人一首って難しい物ではないかもしれないと思いませんか?

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