サザエさんは91歳!?年齢を適正化してみた
国民的アニメの「サザエさん」は、今年で放送開始から45年を迎えます。
こんなに長い間みんなから愛された作品は無いのではないでしょうか?
45年と言うのはとても長い月日です。45年間で日本はかなり変わりました。
そんななか、1つの作品を同じテイストで作り続けていく事は、かなりの無理があるようにも感じます。
最近、視聴者の間でもささやかれ始めている「年齢適正化問題」について、「サザエさん」の時代背景も含めて考察してみました。
―年齢適正化問題とは?
「年齢適正化問題」とは、キャラクターを本来の年齢にあわせて現代化しようとする為に発生する、さまざまな疑問や不具合についての事を言います
―「サザエさん」の時代背景と現代
「サザエさん」は、1946年に福岡の地方新聞・フクニチで連載が開始されました。
その為磯野家は当初福岡に在住しているという設定でしたが、原作者である長谷川町子が東京へ上京すると共に、磯野家も東京へと上京する事となりました。
また、TVアニメの「サザエさん」は昭和44年(1969年)に放送が開始され、昭和40年代の世相を反映させた内容となりました。
それから45年間アニメが放送され続けていますが、原作を利用するには無理が出るようになり、昭和の空気感が漂う世界観を無理やり現代に合せるのも違和感が出るようになってきました。
―年齢を適正化してみると?
まず、原作でのキャラクター設定をそのまま現代に置き換えると、サザエさん達の年齢がどうなるか検証してみましょう。
<フグ田サザエ>
1922年生まれ(91歳)
<フグ田マスオ>
1917年生まれ(96歳)
<磯野カツオ>
1938年生まれ(75歳)
<磯野ワカメ>
1942年生まれ(71歳)
<フグ田タラオ>
1948年生まれ(65歳)
<磯野波平>
1895年生まれ(118歳)
<磯野フネ>
1901年生まれ(112歳)
「キャラクターは歳を取らない」と言います。
でも例えば、「サザエさんって24歳なんだよ」というと皆が驚きます。
なぜか?それは24歳に見えないからです。
それは絵柄とかの問題ではなく、「サザエさん」が今時の24歳ではありえない「古臭さ」があり、「おばさん」に見えてしまう。
昭和の香りを拭えない為なのです。
―考察
スポンサーが東芝であり、家電を現代の物に置き換えようとしたり、世相を反映させようとするから違和感が出てきてしまっています。
「サザエさん」は昭和40年代を舞台にしたままで作品を作ればいいのではないでしょうか。
「ちびまる子ちゃん」のように、昭和の古き良き時代を思い出させる作品として続けていく方が良いと思います。
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