「マギ」と「千夜一夜物語」の関係



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TVアニメ「マギ」は週刊少年サンデー連載の漫画原作の作品です。

2012年10月から2013年3月まで第1期が放送され、2013年10月より第2期の放送が開始されました。

「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」をモチーフに描かれた冒険活劇で、登場人物の名前にも「千夜一夜物語」から多く使われています。

シンドバッド、アラジン、アリババなど、皆が知っている名前が出てくるため、とても親しみやすい作品となっています。

今回はこの作品のモチーフとなっている「千夜一夜」と、「マギ」との関連について考察したいと思います。




■アラジン
⇒「アラジンと魔法のランプ」の主人公の名

「アラジンと魔法のランプ」とは、シナに住む怠け者の少年アラジンが、運良く「魔法のランプ」を手に入れて、ランプの魔人の力で様々な難局を乗り越えてシナの国の王となるという物語です。

ランプの魔人=ウーゴくんという設定も似ていますね。


■アリババ
⇒「アリ・ババと四十人の盗賊の物語」の主人公の名

「アリ・ババと四十人の盗賊の物語」とは、貧乏だが真面目で働き者のアリババが、盗賊のアジトをみつけて、盗賊の財宝により富を得るという物語です。

「開けゴマ」の合言葉が有名ですね。


■モルジアナ
⇒「アリ・ババと四十人の盗賊の物語」の登場人物の名

アリババ家の奴隷で、その知恵で主人であるアリババを救い、アリババの息子と結婚します。


■シンドバッド
⇒「船乗りシンドバッドの物語」の主人公の名

「船乗りシンドバッドの物語」とは、バグダッドに住む承認・シンドバッドが、7回の航海で様々な冒険をする物語。

ハールーン・アル=ラシードがモデルではないかとも言われています。

アッバース朝帝王、実在の人物。「千夜一夜物語」でも多く登場します。




■ジャーファル
⇒実在の人物

アッバース朝第5代目カリフ、ハールーン・アル=ラシードに使えた宰相。

民衆からの人気が高く、「千夜一夜物語」の中にも登場します。


■マスルール
⇒実在の人物

ハールーン・アル=ラシードの側近にいた死刑執行官。大男で、抜群の腕力を誇っていました。

「千夜一夜物語」の中にも登場します。


■ジュダル
⇒「漁師ジゥデルの物語または魔法の袋」の主人公の名

「漁師ジゥデルの物語または魔法の袋」とは、カイロに住む商人の三男。

働き者で真面目な青年だったが、兄二人から疎まれ妨害を受け、悲痛な境遇に陥るのですが、魔法の袋や魔神「轟く雷電」などを手に入れ、その力でお姫様と結婚し、王となり幸せになります。

しかし二人の兄から毒殺されてしまうという悲劇の末路を迎えるという物語です。


今分かっているのはこれくらいですが、こうしてみると、モデルとなった「千夜一夜」の登場人物と、「マギ」のキャラクターが、名前だけではなく、それ以外にもリンクしていて、おもしろいですよね。

特にシンドバッドは、名前だけではなく、実在の人物にもモデルがいるかもしれないという部分、ジャハールやマスルールとの関係など、とても興味深い物があると思います。

「千夜一夜物語」をそのままアニメにしたのではなく、モチーフとして更に新しい物語を作り出すというのは、とても面白い展開だと思います。




「マギ」はアラジンという主人公の謎を軸に、様々なキャラクターたちとの繋がりで、壮大なスケールの物語へと発展しています。

アニメはシンドリア王国編からマグノシュタット編へ、これからの展開が楽しみですね。

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